ETCカードの選び方|年会費・ポイント・事業主視点での使い方

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高速道路を定期的に利用する方にとって、ETCカードはほぼ必需品です。しかし「ETCカードならどれでも同じ」と思って選んでいると、年会費のかかるカードを使い続けていたり、積み上がるはずのポイントを取りこぼしていたりすることがあります。

この記事では、ETCカードの種類と選び方・年会費の有無・ポイント還元の考え方・事業主が経費管理に組み込む際のポイントを整理します。

なお、年会費・還元率・特典内容は変更される場合があります。最新情報は必ず各カードの公式サイトでご確認ください。

ETCカードの種類を整理する

ETCカードは大きく2種類に分かれます。

クレジットカード付帯型

お持ちのクレジットカードに追加で発行するETCカードです。ETCの利用料金はクレジットカードの請求にまとめて計上され、クレジットカードのポイントが付与されます。多くのクレジットカードで対応しており、ETCカード単体の年会費が無料のカードもあります。

ETC専用カード(ETCパーソナルカード等)

クレジットカードを持たずに利用できる、ETC専用のプリペイド型またはデポジット制のカードです。クレジットカードの審査なしで使える点が特徴ですが、ポイント還元はありません。

一般的には、クレジットカード付帯型のほうがポイント還元を受けられるためお得になるケースが多いですが、利用形態に応じて最適解は変わります。

ETCカードの年会費を確認する

ETCカードの年会費については、クレジットカード付帯型の場合に3つのパターンがあります。

永年無料

ETCカードの年会費が一切かからないパターンです。

条件付き無料

「前年度にETCカードを1回以上利用した場合は翌年度無料」「クレジットカード本体がゴールド以上なら無料」など、条件を満たすことで無料になるケースです。条件を満たさない年は年会費が発生するため、確認が必要です。

有料

ETCカードとして年会費(一般的に550円程度)が毎年かかるパターンです。利用頻度が低い場合、年会費に対してポイント還元が少なくなる可能性があります。

高速道路の利用頻度が低い方は、ETCカード年会費が無料のクレジットカードを選ぶことで固定コストを抑えられます。

ポイント還元の考え方

ETCカードの付帯するクレジットカードによって、ETC利用分のポイント還元率は変わります。

一般的な設計

多くのカードでは、ETC利用分もクレジットカードの通常ポイント還元率と同じ率でポイントが付与されます。

ETC割増ポイント

特定のカードではETC利用分のポイント還元率が通常より高く設定されているケースがあります。高速道路を頻繁に利用する方にとっては、この割増ポイントが積み上がりやすいです。

ETC利用分はポイント対象外のケース

一部のカードでは、ETC利用分にポイントが付かない設計のものがあります。申し込み前に「ETC利用がポイント対象かどうか」を確認することをおすすめします。

事業主が高速道路を経費として管理する場合

事業主にとって、高速道路の利用料金は交通費として経費計上できるケースがあります(事業目的の移動に限ります。個人の移動との按分が必要な場合もあります。具体的な経費処理は税理士にご相談ください)。

この場合、ETCカードを事業用クレジットカードに紐づけておくと、利用明細が事業用カードに一元化されるため、経費管理がシンプルになります。

事業主のカード設計については事業主のビジネスカード選びでも整理しています。

事業主がETCカードを管理するときのポイント

1. 事業用カードに紐づける

個人用クレジットカードに付帯したETCカードで事業の高速料金を支払っている場合、後で明細を仕分ける手間が発生します。事業用のクレジットカードにETCカードを紐づけることで、「事業用カードの明細=全部事業費」という管理がしやすくなります。

2. ETCの利用明細を保存する

ETC利用は自動的に電子記録されますが、領収書が出ないケースもあります。会計ソフトへの連携状況や、利用明細の保存方法を事前に把握しておくとよいでしょう。

3. 複数の車両・ドライバーがいる場合

事業で複数の車両を使う場合は、ETCカードを車両ごとに管理する必要があります。カードと車両の対応を明確にしておくと、経費の仕分けが楽になります。

複数台の車・同一事業での利用

1枚のクレジットカードに対して発行できるETCカードの枚数は、カード会社によって異なります。複数台の車を持つ方や事業で複数の車を使う場合は、ETCカードの発行枚数の上限も確認しておくとよいでしょう。

ETCカードを選ぶときのチェックポイント

  1. クレジットカードのETCカード年会費は無料か(条件付きの場合は条件の確認)
  2. ETC利用分にポイントが付くか、還元率はいくらか
  3. 事業用として使う場合、クレジットカードが会計ソフトと連携しているか
  4. 複数枚のETCカードが必要な場合、発行枚数の上限はいくらか
  5. 高速道路の使い方(業務・プライベート)を明確に分けられるか

向いている人・向いていない人の整理

ETCカードの選び方を意識すべき人

  • 高速道路を月に複数回以上利用する
  • 事業の移動で高速をよく使い、経費として管理したい
  • ETCカード年会費が無料かどうかを気にしたことがなかった

既存のカードで問題ない可能性が高い人

  • 高速道路の利用が年数回程度で、ETCカードの年会費が気にならない
  • 個人利用のみで事業との使い分けを考える必要がない

まとめ

ETCカードは「クレジットカードのポイントが貯まるかどうか」「ETCカード自体の年会費はかかるか」の2点を確認するだけで、選択肢が大きく絞られます。高速道路を頻繁に利用する方・事業の経費として管理したい事業主の方は、現在使っているETCカードの設計を改めて確認してみることをおすすめします。

「とりあえず申し込んだカードのETCカードをずっと使い続けている」という状態は意外と多いです。年会費・ポイント設計・事業用の運用設計を整理するだけで、毎年の固定コストと取りこぼしポイントを減らせる可能性があります。

カードの年会費・還元率・特典内容は変更される場合があります。申し込み前には必ず各カード公式サイトで最新情報をご確認ください。


本記事の情報は2026年7月時点のものです。最新の年会費・特典内容は必ず公式サイトでご確認ください。当サイトは個別の金融相談・カード審査結果を保証するものではありません。

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